「9-nine-新章」感想

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※注意

こちらはぱれっと様の「9-nine-新章」の感想記事です。

感想の中に一部ネタバレを含みます。

ネタバレが苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。

 

目次

 

簡単にあらすじ

 これはまだ救えてない物語。

 やり残したことを遂行し、あの枝の続きをここから始める物語。

 そして最高の結末の続き。平穏を取り戻した枝での日常。

 さぁ、はじめましょうか。最後の観測を――。

 

ヒロイン紹介

九條都

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 世界的に有名な大企業のお嬢様。祖父の経営する喫茶店でアルバイトをしている。

 清楚で可憐、しっかり者なのにたまに抜けたところがあり庶民的という属性を盛り込んだ美少女。

 その実料理もできるので女子力もある。最強か???

 

新海天

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 主人公の妹。社交的な性格で天真爛漫なので誰とでもすぐに仲良くなれるらしいが、その実友達は多くない。

 お兄ちゃんっ子で主人公に対して自分をかわいい妹と言ったりしている。実際かわいい。

 筆者は天ちゃんが一番好きである。

 

高坂春風

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 主人公の先輩。大人しい人格と女王のような人格を持った二重人格者である。

 こんな美少女だが実はかなりのオタク。少女漫画から青年漫画まで幅広く網羅している。強調した理由について深くは述べないがそういうことである。

 

結城希亜

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 低身長美少女。主人公とは別の学院に通っている。

 重度の中二病を発症していて普段着としてゴスロリ服を着ていたりする。

 自身の持つアーティファクトにジ・オーダと名付けており、使用するときには名前を叫ぶ。正直かっこいい。

 

物語構成

 今回の新章では大きく分けてシリーズ1作目「ここのつここのかここのいろ」で解決しなかった都ルートの石化事件を軸としたメインシナリオの続編と、ヒロイン4人の日常を描いたアフターストーリーの2つに分けられる。

 

感想

メインシナリオについて

 1作目で盛大にばらまいた伏線、つまり「都が特異点である可能性」ということを示唆するソフィーティアの発言から始まっており、もしここまでで気づかなかった人でも分かるような導入の仕方がまず好印象だった。

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 ▲これは中盤でのシーンだが、都が特異点である可能性をソフィーティア自身が述べており、ここまでで1作目から感じていた都の行動に対する違和感を事細かに述べてくれているのでこちらが最後まで気づかないということは絶対にない。

 

 また、このメインシナリオは1作目以上に九條都というキャラが本来どういう信念を持っていて、主人公と出会ってからそれがどう影響を受けたのかがしっかりと表現されているので、心情を自然ととらえながらシナリオを楽しむことができた。 

 

 さて、ここからは固い表現で書くのも疲れたので内容について、というよりは好きなところを緩く書いていこうと思います。(砕けた表現が多くなります。)

みゃーこ先輩AFTER

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 みゃーこ先輩が意外と嫉妬深いことが言動に表れてよくわかった素晴らしいアフターストーリーでしたね。

  都「二人で初めて行くお祭りは誰にも邪魔されずに…楽しめたらいいな、って……(スープをかき混ぜながらもじもじ)」

 ▲なぁ、この文章ずるくないか???オタクがこんなことを、ましてこんな可愛い女の子から言われたら好きになっちゃうのを解ってて実装したな???

 

 はぁ……もうこの時点で好きになっちゃった。デートイベント前にそんなことする?

 で、この後はお待ちかねの浴衣デートです。このデート、何が素晴らしいってみゃーこ先輩が笑ったり拗ねたり、2人でいるからこその感情を表に出してくれるんですよね…極めつけにはこう言うんですよ。

  都「むーーっ」

 ▲可愛いかよ……

 

天AFTER

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 天ちゃんは主人公にとって血の繋がった実妹なわけですが、前作のR指定版をやった方ならわかる通り、紙袋を頭に被ってまで愛してほしかった純愛キャラです。
 そんな天ちゃんがこのアフターストーリーではナースコスで看病してくれます。

  天「病人なんだから自分で食べられないでしょ?」×3

 ▲何が何でも食べさせてあげたい天ちゃん。主人公に断られても永遠と繰り返すその本物の愛情表現に惹かれました。やはり私は一番好きです

 

 実はこの天ちゃんAFTERだけは外でのデートイベントがなく、お家で2人のいつも通りでありながら、いつもとは少し違った距離感の1日を描いて終わります。

 これが本当に良い…兄と妹だからこそできるこの距離感でのシナリオ、あまりにも天才すぎる…(でもデートイベントも欲しかったなぁ

 

希亜AFTER

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 みんなで焼肉を囲みながら平和な日常をしつつ、蓮夜が与一に肩入れする理由について話す、意外にも重要な話が出てくるシナリオとなっています…が、そんな中、黙々とお肉を取り分けるみゃーこ先輩と食べ続ける春風さんが微笑ましかったですね。

 

 そして希亜ルートならではのコスプレデートがあります。

 希亜「ふふ~、よかった。うまくできて」

 ▲希亜の口調がこんなに緩くなるのってやっぱり希亜と付き合ったルートだけなんですよね。それが自然と出ることに縮まった距離というか、希亜が過去と向き合って変わってきたということが伝わってきて泣きそうです。泣きました。

 

春風先輩AFTER

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 春風先輩とすーこちゃんのコンビいいよね…って話です。嘘です。個人的に思っているだけです。

 

 春風先輩ルートではおそらく誰もが見たかったであろうデートイベントがあります。そう、水着イベントです。

 春風「あの、なんていうか、やっぱり、あの、私としては、彼氏には、その、自分のこと、性的な目で見て欲しい、というか」

 ▲相変わらず春風先輩は春風先輩でした…というかここの水着CG良すぎでは…?今作で一番好きなスチルです。

 

 もうこのシナリオについて言うことはありません。スチルに満足しました。最強!

 

最後に

 全体を通しての感想ですが、内容に関しては単品販売という形で前作以上のロープライスでありながらもキャラの良さを損なわず、どこまでも伸ばしていてとても楽しめたのではないかと思います。

 ただ事前に解ってはいましたが、やはり新章の単品販売ではムービーが一切追加されないというのはちょっと残念ですね。クリア後にはEDも流れる訳ですし、これなら少し値上げしても構わないからギャラリーに追加してくれ~というのが素直な感想です。

 とまぁこんなところでしょうか。

 先ほども述べたように、内容に不満は特に無いので今回の新章含め、この9-nine-という作品は最後まで買い続けてよかったなと感じられる作品でした。

  今後どういった作品が出るかはわかりませんが、ぱれっと様の次回作にも期待したいところです。

「紅月ゆれる恋あかり」 感想

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 ※注意

こちらはCRYSTALiA様の「紅月ゆれる恋あかり」の感想記事です。

感想の中に一部ネタバレを含みます。

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目次

 

 

簡単にあらすじ

  舞台は、204X年という近未来の叢雲学園。

 この叢雲学園は、刃道と呼ばれる真剣を用いたスポーツの学び舎であった。

 主人公〈村垣伊織〉は、叢雲学園の臨時講師として招かれ、篁組の副担任に命じられる。

 しかしその篁組は、他の教師には手に負えないようなとんでもない問題児たちを集めたクラスだった。

 果たして伊織は、生徒たちを無事導くことはできるのだろうか。

 そして、学園最高峰の称号は一体誰に与えられるのか。

 

 

ヒロイン紹介

 風嶺雪月花

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  か、かわいいぃぃぃぃぃ!天然!ちょっとアホの子!ピンク髪!

 刀術メインの刃道において素手で殴りかかりに行く格闘術の使い手。

 風嶺家はみんな三島流格闘術使ってるイメージがあるね。

 武器の名前を勝手に紅葉狩りに変えちゃうところとか最高に可愛い!

 

 朱雀院紅葉

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 刃道トップの家系、朱雀院の長女。表向きは完璧超人で優等生。

 実際は怠け者の面倒くさがり。ギャップ萌え。理想の女子。

 好きなものはノンアルコールビール。見つからないように部屋でこっそり飲んでるところとか可愛いよね!
 

九鬼旭 

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  最初から好感度MAX系女子。伊織の親友の妹で昔から伊織大好き。

 お兄ちゃんと同じ居合抜刀術の使い手ですっごい強い。

 元々別のクラスだったけど気づいたら問題児たちの集まる篁組にいた。

 なんでも教師の弱みを握って土下座させたとかなんとか

 

 十部梨々夢

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 THE 陽の者。オシャレで自分の世界観を 大事にする娘。

 幻術が使えて刀も自身の世界観を体現するために作った特注品。

 動きが読みづらくて強いらしい。

 幻術いいよね…使いたい…使いたくない?

 

 

物語前半(体験版まで)

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 前半は授業にでない問題児たち(ヒロイン)になんとかして授業を受けさせようとする仲間集めパートです。

 こちらは体験版でもプレイ可能な内容となっていますね。

 

 この娘にはこれ!この娘ならこう!と、的確に飴と鞭を使い分けてヒロインたちを懐柔していく姿は見ていて面白かったです。

 個人的には紅葉の懐柔方法が一番好きでしたがそれはそれとして、まさかの餌付けで堕ちた雪月花…可愛かったですね。(風嶺はいつもチョロイン)

 

 

前半から中盤(叢雲演武祭まで)

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 伊織がまとめあげたヒロインたちが学園最強の称号〈刀仕宜〉になるために伊織の指導のもと、特訓をすることになります。

 

 過去に囚われ、朱雀院家の教えである"独立独行"を貫いていた紅葉。

 風嶺家の地位向上のため「朱雀院絶対倒すマーン!」などと豪語していた雪月花。

 対立していた二人が互いを信じ、ライバルと認め親友となるまでの過程は王道ながらも心に響くものがありました。

 

 また、絶対にこいつとだけは相容れないと言っていた梨々夢と旭が稽古を通じて競い合い、憎まれ口を叩きながらも認めあう、親友と呼べる関係へとなっていく過程も素晴らしいものでした。わたしもこういう青春が送りたかったね

 

 しかし、それとは別に特に印象に残っているのは朱雀院を家出してきた都子が伊織と稽古をするシーンでしょうか。

 絆きらめく恋いろはでの都子の印象が強かったからかもしれませんが…

 

 都子は「絆きらめく恋いろは」で明かされた事実として三女でありながら朱雀院最強と呼ばれた剣士でした。

 

 今作における都子は現時点で9歳にもかかわらず、紅葉ですら出来なかった伊織の天元齊命流を未完成ながらも初見で真似するという天才ぶりを発揮。

 作中で伊織も驚いてたけど見ているワタシも驚いたヨ。

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 この時点でそんな強かったら大人の都子さんに誰が勝てるんだよ…

 

 

中盤から後半(叢雲演武祭)

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 叢雲演武祭はヒロインたちの目的、″刀仕宜” になるための大会みたいなものです。

 刀でのバトルがメインです。いいよねバトル。男の子はこういうの大好き。

 

 演武祭での対戦カードが本当に良く出来ていて、それぞれのヒロインにとって絶対に越えなければならない壁、つまり相性が最悪だったりライバル、前刀仕宜との試合が組み込まれています。

 

 演武祭の内容は前作までと比較しても最高峰の出来と言っても過言ではないです。

 常にどちらが勝ってもおかしくない試合をしていて最後の最後まで文字通り手に汗握る戦いでした。

 

旭vs園美

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 中でも、旭と園美選手の試合は 絆vs絆、努力vs努力 となっていて、梨々夢の想いを背負った旭と雪月花が尊敬し、応援する園美選手が勝つかの最高に緊張感のある試合でした。

 当初は仲の悪かった旭と梨々夢でしたが、梨々夢のため、彼女の努力を否定した園美選手と戦うシーンはこのゆれあかを作ったCRYSTARiA様の「かっこいい女の子が活躍するゲーム」というコンセプトを如実に表した素晴らしいものだったと思います。

 

旭vs紅葉

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  次に印象深いのが旭vs紅葉の篁組対決。

 居合抜刀の旭にとって天敵とも言える長刀を使う紅葉との試合、旭が使った秘策はまさかの剣豪殺し「天元齊命流」でした。

 正直、旭がいくら強くても紅葉に勝つのは無理かなぁと思っていただけにこの秘策を持ち出したときは衝撃でしたね。

 というかもう響きがかっこいい。声に出して読みたい日本語ランキング上位。

 

 

後半(叢雲演武祭後)

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 演武祭後といえば、メインは紅葉vs雪月花 のリベンジマッチじゃないでしょうか。

 審神者としての力を完全に引き出した雪月花が境地へと到達した紅葉と再選するシーンは激アツでした。

 演武祭のときとは違いお互いの実力が完全に拮抗していたため、見ていてどちらが勝つかわからなかった人も多いのではないでしょうか。

 

 雪月花が勝てば風嶺家が勢力を強め、紅葉が勝てば蛍雪と雪月花の離国をやめさせるという両者ともに強烈なメリットとデメリットを抱えて挑む非常に緊張感のある見ていて楽しい試合でしたね。(せつげっかちゃんがんばえー!)

 

 この試合が終わった後の蛍雪の勢いは少し怖かったですが、紅葉は自分が負ける可能性も考慮し、神眼極手を使い用意していた最善の選択を提案することで双方にとっても、伊織にとっても良い方向へと話が進んだので最後まで楽しくプレイすることができました。

 

f:id:hanikyan:20210117013203p:plain 焼肉のときに神眼極手を使っていたのは実は他の事にも使える伏線だったり…?

 

 

最後に(雑感)

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  全体を通してとてもボリュームのある素晴らしいシナリオでした。

 スポコンが好きな人や刀で戦う女の子が好きな方には是非とも一度プレイしてみてほしいと言える作品だったと思います。

 個別ルートはクリア後の開放要素で、本編よりもボリュームは少なかったですが、逆にこうして切り離すことで個別ルートの内容を本編メインの戦闘から日常シーンへと完全に切り替えることができているのでこれもありかなと思いました。

 EX‐Hでのメインヒロイン以外のヒロインムービーが見れるのも良かった要素の一つだと思います。

 CRYSTARiA様のゲームはこれで7作目(ワンルーム含む)となりますがどれも面白かったので今後出る作品の期待値も勝手にあげつつ色々と発表を待ちたいと思います。